パートリーダーの優しいハレルヤ

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 中学校の時のことです。クラリネットを担当していました。当時、同期は、私を含めて8人。仲の良いパートでした。そんな中、いろいろあって、好きな人ができました。パートの子たちは、「告ってみたら?」と聞く耳を持ちませんでした。すると、パートリーダーの子が、「私が手伝う!」と宣言し、いろいろ相談に乗ってくれました。

 勇気を出して、告白しましたが、1週間後、失恋しました。その返事を聞いて、泣きながらパート練習の部屋に行くと、同期は温かく迎えてくれました。

 「今日はあなたのために、ゆずさんの『雨のち晴レルヤ』をみんなで吹こう」そう言って、パートリーダーの子が同期と後輩に言って、聴かせてくれました。当時、本番前で、練習していた曲の一つだったのですが、その時の音はとてもキラキラしていました。でも、パートリーダーの子は、吹き終わった後に、こういいました。

 「あなたの音が入れば、もっといい曲になると思う」
そういわれて楽器を組み立てて、さっそく入りました。そうすると、同期の子たちは、こちらを見て、ニコっと笑いました。

 今となってはいい思い出です。

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