嬉し恥ずかしソロパートの思い出

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 私は学生時代に吹奏楽部でトロンボーンを担当していました。

 とある演奏会の曲目ではいくつかの楽器にソロパートが必要とされ、トロンボーンではなんと私が抜擢。日頃の練習の成果を顧問の先生に認めてもらえたのだと、私は大張り切りで練習に臨みました。

 誰もが楽器を下ろしている中で、自分一人だけがトロンボーンの長いスライドの先を高々と上げて演奏するというのは、恥ずかしながらも誇らしさを感じました。

 何度も練習を重ねた上でいざ本番。直前まではドキドキしっぱなしでしたが、いざ演奏が始まると完全に音の世界に没頭することができました。

 肝心のソロパートも上々の出来で、「あれ、もう終わってしまったの?」と拍子抜けしてしまう程。舞台からはけた後には友達とハイタッチしました。

 ところがその後日。演奏会の様子がテレビで放送されていたらしく、録画していた子がいたのでみんなで上映会をすることに。すると、画面上に私の渾身のソロパートが確かに映っていました。
吹ききった直後のものすごく気の抜けた顔もドアップで(笑)

 地方局とはいえ、こんな顔が世間に晒されていたなんて…と恥ずかしくって顔から火が出そうでしたが、それでも今は良き思い出です。

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