人に感動してもらう喜び

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 私が所属していた吹奏楽部に地域の市民体育祭のオープニング演奏の依頼が来ました。よくお話を聞いてみると、毎年ご年配の方にも観覧していただけるよう参加いただいているとのことでした。

 通常オープニング演奏は少し元気の出るような曲が選ばれて「これからがんばろう!」という雰囲気に持っていくのですが、今回ご年配の方々が多数参加されるということでしたので、選曲を少し検討しました。

 最初に「ふるさと」を演奏し、しずかな雰囲気から通常のオープニング演奏につなげるという形にしました。ご参加いただいたご年配の方に、この地域で育ったころを思い出していただきたいという思いからです。「ふるさと」が始まると、会場が少しざわつきました。多くの方が「えっ?」ってなったんだと思います。

 でも、曲がすすむについれて会場は静かになっていき、中にはハンカチを手にされているご年配の方もいました。少しずつテンポを上げていき、いつものオープニング演奏につなげ、無事終了することができました。終わった瞬間の大歓声は忘れられませんし、思い出すたびに鳥肌が立ちます。その時に人に感動してもらう喜びを知って、今も演奏は続けています。

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